2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

印鑑 お札の印

お札(=日本銀行券)を見ると表裏にそれぞれ印鑑も印刷されています。お札の表には 15mm(5分)の大きさで篆書体の「総裁の印」。裏も篆書体で 13.5mm(4分半)の大きさの「発券局長」。こちらは字の配置が正方形ではなく菱形です。一万円札と千円札では押…

印鑑 印相体

篆書体をベースにして、字画を印鑑の外枠の印相八方位にそれぞれ伸ばし結びつけているものが印相体です。明治時代以降に発達しました。 a varieties of seal ◇ 印鑑 実印 はんこ 印章 ◇ 〜用途別の印鑑〜 法人印/会社印(法人用の印鑑):代表印/代表者印(…

多種な印鑑

印鑑(はんこ、印章)の用途別の種類は、 ・個人印(個人用の印鑑):実印、銀行印、認印、訂正印など。 ・法人印、会社印(法人用の印鑑):代表印/代表者印、角印/会社印/社印、会社銀行印/法人銀行印、割印など。 様々な用途別の種類が有る様です。また印…

印鑑 古印体

印鑑の古印体の元になっているのは奈良時代の寺社印です。当時の寺社印は鋳物で、鋳造してから凸凹な印面を平らに整えた(削った)ために文字の太さは不均一となり、線は波打ってしまっていたようです。この大和古印の印影をモチーフに、やや厚みのある丸い…

印鑑 篆書体

秦の始皇帝が中国を統一したのが紀元前221年、日本では弥生時代。この始皇帝が国家の統一書体として正式に採用したのが、今で言う「小篆(しょうてん)」です。小篆の元となったものに「大篆(だいてん)」があり、ほかにも地域・年代ごとに字体は様々だった…

印鑑の書体

実印、銀行印や法人印の字体には主に 印相体(いんそうたい)、篆書体(てんしょたい)や古印体(こいんたい)が使われています。 a varieties of seal ◇ 印鑑 実印 はんこ 印章 ◇ 〜印鑑の素材、材質〜 象牙、芯持ち象牙、牛の角(旧名:オランダ水牛)、黒…