印鑑 篆書体

印鑑 篆書体

秦の始皇帝が中国を統一したのが紀元前221年、日本では弥生時代。この始皇帝が国家の統一書体として正式に採用したのが、今で言う「小篆(しょうてん)」です。小篆の元となったものに「大篆(だいてん)」があり、ほかにも地域・年代ごとに字体は様々だったようです。篆書体は必ずしも一つの字形が決まっているわけではなく、この小篆を中心に当時使われていた書体が用いられています。

中国統一の印(しるし)として統一された初の公式文字。

篆書体はその典麗な字形のために、筆記のわずらわしさが敬遠されて実用書体としては程なく次代の「隷書体(れいしょたい)」にとって変わられたそうですが、公式文書の印(しるし)としての実印、印鑑の書体として2200年経った今でも生活のなかに生き続けています。


a varieties of seal ◇ 印鑑 実印 はんこ 印章 ◇
〜用途別の印鑑〜 法人印/会社印(法人用の印鑑):代表印/代表者印(法人の実印)、角印/会社印/社印、会社銀行印/法人銀行印、割印 など


Today's national language dictionary ◇今日の国語辞典◇
アール【R・r】 -広辞苑第五版より-
1)アルファベットの18番目の文字。
2)右を表す記号(R)。
3)〔数〕半径を表す記号(r)。直角を表す記号(R)。
4)〔理〕X線またはガンマ線の照射線量の単位レントゲンの記号(R)。
5)気体定数を表す記号(R)。
6)〔化〕炭化水素の分子から水素原子1個を除いた記号(R)。アルコールをROHと記す類。
7)(roof) 建物の屋上。