印鑑 篆書体

印鑑  篆書体

秦の始皇帝が中国を統一したのが紀元前221年、日本では弥生時代。この始皇帝が国家の統一書体として正式に採用したのが、今で言う「小篆(しょうてん)」です。小篆の元となったものに「大篆(だいてん)」があり、ほかにも地域・年代ごとに字体は様々だったようです。篆書体は必ずしも一つの字形が決まっているわけではなく、この小篆を中心に当時使われていた書体が用いられています。

中国統一の印(しるし)として統一された初の公式文字。

篆書体はその典麗な字形のために、筆記のわずらわしさが敬遠されて実用書体としては程なく次代の「隷書体(れいしょたい)」にとって変わられたそうですが、公式文書の印(しるし)としての実印、印鑑の書体として2200年経った今でも生活のなかに生き続けています。


a varieties of seal ◇ 印鑑 実印 はんこ 印章 ◇
〜印鑑の素材、材質〜 象牙、芯持ち象牙、牛の角(旧名:オランダ水牛)、黒水牛、薩摩本柘、アカネ(旧名:シャム柘)、マンモス、マッコウ(鯨)、河馬 など


Today's national language dictionary ◇今日の国語辞典◇
 -広辞苑第五版より-

アヴォガドロ【A. Avogadro】
アボガドロ


アウグスティヌス【Aurelius Augustinus】
初期キリスト教会最大の思想家。初めマニ教を奉じ、やがて新プラトン哲学(特にプロティノス)に転じたが、ついにミラノで洗礼を受け、生地北アフリカに帰りヒッポの司教に就任、同地で没。その神学の核心は、人間は神の絶対的恩恵によってのみ救われる、教会はその救いの唯一の伝達機関である、歴史は神の国と地の国との戦いである、の三点。哲学では、内的経験の自己確証性、真理照明説、悪に実在性はなく善の欠如にすぎないという説、人間の記憶・知性・愛のうちに三位一体の痕跡をみる説などが特色。著「告白」「三位一体論」「神の国」など。聖オーガスチン。(354〜430)